月齢7ヶ月の赤ちゃんの特徴・育児・成長
目次
1.月齢7ヶ月の赤ちゃん
- おすわりができるあかちゃんが増えます
- おすわりができると手が自由になり、おもちゃがもっと好きになります。
- ずりばいをする赤ちゃんも出てきます。ハイハイの前段階です。
- 乳歯が生えてきます。
- 離乳食の回数を1さじずつ1日2回に増やしていきます。
- 食材の種類を増やしてもいいでしょう。
- 昼夜のリズムができてきます。
- 夜泣きする赤ちゃんが増えてきます。
- 赤ちゃんが月齢に合わせて受けるワクチンは1歳までしばらくありません。
- 6~7ヶ月健診を受けましょう。
- 生後6ヶ月~に引き続き、突発性発疹にかかりやすい時期です。
2.月齢7ヶ月の赤ちゃんの成長
身長・体重
男の子 | 女の子 | ||
---|---|---|---|
身長 | 65.0cm~73.6cm | 身長 | 63.1cm~71.9cm |
体重 | 6,730~9,870g | 体重 | 6,320~9,370g |
(※平成22年度 厚生労働省 乳幼児身体発育調査より) |
その他の成長
お母さんが支えてあげないと座れない赤ちゃん・前かがみで自分の手で支えられる赤ちゃん・普通に座っていられる赤ちゃん、成長度合いは人それぞれですので温かく見守ってあげましょう。
おすわりができるようになると手が自由になるので、急速に手を使うのが上手くなってきます。
3.月齢7ヶ月の赤ちゃんの育児
離乳食の進行具合(離乳中期)
目安は生後7ヶ月頃ですが、「いつから2回食にするか」というよりも赤ちゃんの慣れや欲しがっているかどうかを見て2回食にするか判断しましょう。
食べるのに慣れてきているようでしたら離乳食の固さを「舌でつぶせるぐらい」「豆腐ぐらい」まで固くしてみてもいいかもしれません。
それで下痢などをおこすようでしたら一旦どろどろに戻してから期間をあけて再チャレンジしましょう。
生後8ヶ月に近づいてきて離乳が順調なようなら、1回で食べさせる離乳食の量を少しだけ増やしてもいいかもしれません。
赤ちゃんが物足りなさそうにしていて、1度の食事で2回食べさせようとしても嫌がらないようなら、2さじずつあげてもいいでしょう。
慣れてきたら卵・豆類を与えはじめてもいいかもしれません。
卵・豆類はアレルギーを引き起こしやすいものなので、慎重に与えはじめます。
生卵・半熟卵はアレルギーを起こしやすいので1歳を過ぎるころまでは与えてはいけません。
卵の中では「卵黄」が一番アレルギーを起こしにくいので、完全に火を通してかたゆでにした卵黄から与えはじめましょう。
卵黄に慣れてきたら卵白に進んでいきましょう。このときも、生のままでは与えてはいけません。
生のままではいけないからといって、玉子焼きなどの加工したものを与えるのもあまりよくありません。
塩分や砂糖、食品添加物などが多いので、これも1歳ぐらいまで待ちましょう。
急いで卵を与えないといけないというわけではありませんので、赤ちゃんが離乳食に慣れていなかったり下痢が多いようでしたらもっと後から卵や豆類を与え始めていっても問題ありません。
遊ばせ方・注意
おすわりができると手も自由に使えるようになってきますので、ちょっとした仕掛けのあるおもちゃを与えていってもいいですね。
押したりめくると音がなるおもちゃなどもいいかもしれません。
赤ちゃんが、おもちゃや落ちているなどを誤って飲み込まないようには常に気をつけておきましょう。
特に生後7ヶ月からはずりばいなどで、赤ちゃんが自由に移動できるようになってきますので、床や赤ちゃんの手の届くところには物を置いてはいけません。
保護者の方が思っているより大きな物まで赤ちゃんは口に入れてしまいます。
およその目安としては、トイレットペーパーの”しん”を通る大きさのものは口に入れてしまう可能性があると考えておけばよいでしょう。
おもちゃを飲み込んでの窒息や、タバコを飲み込んでの事故などで救急搬送される赤ちゃんは年間1,000人にのぼります。
危険なものとしては、
- 電池・ボタン電池
- おもちゃ
- タバコ
- 放置していた薬
- ヘアピン・針・釘
などです。
意外かもしれませんが電池・ボタン電池が一番件数として多いので注意しておきましょう。
4.生後7~8ヶ月で保護者がすること
これまでに受けていないワクチンなどは早く予防接種を受けてしまいましょう。
6~7ヶ月健診を受けていないようでしたら、何か不安があるなら受けてみるのもいいかもしれません。