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予防接種の種類と受け方

目次

予防接種と一口に言っても、その種類によって受け方や時期は違うんです。

予防接種の中には自分で申し込まないといけないものや、
時期を過ぎてしまうと一生受けられない予防接種もあります。

病気になってから、知らなかった!ではすみません。
あらかじめ予防接種を受ける準備をたてておきましょう。

  1. ワクチンの種類
  2. ワクチンの一覧と接種開始の時期
  3. 予防接種ができない場合

1.ワクチンの種類

予防接種で使うワクチンには、

  • 定期接種か任意接種か?
  • 不活化ワクチンか生ワクチンか?

という種類があります。
例えば「BCGワクチンとは定期接種の生ワクチンです」といった具合ですね。
どのワクチンがどの種類に当てはまるのかは次の項で説明するとして、まずそれぞれがどんなものなのかを説明していきたいと思います。

定期接種と任意接種

  • 定期接種:必ず受けなければいけない予防接種
  • 任意接種:希望すれば受けられる予防接種

まず、この二つの違いを覚えましょう。

定期接種のワクチンとは、国が必ず受けましょうと定めている予防接種です。
どんな人でも受けましょうということになっているので、定期接種のワクチンの費用は国が全額負担(公費負担)してくれます
定期接種の実施の場所や時間は、予防接種の1ヶ月ぐらい前に母子健康手帳に記載のある住所に接種票が送られてきます
定期接種には集団接種と個別接種のものがあり、これも接種票に記載されています。
集団接種の場合は病院や診療所ではなくて保健所などで受けることもあります。
集団接種の予定は原則として変更できない(体調不良などで変更する際は連絡して、個別接種する)ので、集団接種を軸にスケジュールを組んでいくことになります。

一方で任意接種のワクチンは、必ず受けなければいけないという予防接種ではありません。
しかし、予防接種を受けるメリットは非常に大きいものですので、できるだけ受けさせるべきだと考えています。
ちょっとした手間やお金をケチったせいで赤ちゃんが病気になったらと思うと・・・。
病気になってから後悔しても遅いんです。
任意接種のワクチンは自分で申し込まなければ受けることができません。
病院や診療所によってはワクチンを扱っていない場合もありますので、かかりつけのお医者さんに相談してみるのが良いでしょう。
接種場所は申し込んだ病院になります。
費用はワクチンの種類によって大きく変わりますのでまとめては言えませんが数千円~一万五千円ぐらいが多いようです。

この定期接種と任意接種のワクチンは、その中身が大きく違うというわけではなくて、その重要度から定められています。
ですので定期接種と任意接種の両方を同時に接種することもできます。
一回で接種した方が早く免疫もつきますし赤ちゃんへの負担も少なくなります。
同じお医者さんで同じ時期に受けるワクチンを全部扱っていれば同時接種ができますので、かかりつけの医師に相談してみましょう。

定期接種と任意接種のワクチンのまとめ
定期接種 必ず予防接種を受ける。
国が実施する。
公費負担で無料で受けられる。
(予防接種にかかるお金を国が払ってくれます。)
接種票が家に送られてくる。
集団接種の場合、保健所などで受けることもある。
重い副反応が出た場合は国が補償する。
任意接種 予防接種を受けるかは保護者が決める。
各病院・医院が実施する。
接種費用は自己負担する。
(ワクチンによって費用は異なります。)
自分で病院・医院に申し込む
重い副反応が出た場合は予防接種事故賠償保険が補償する。

不活化ワクチンと生ワクチン

  • 不活化ワクチン:無毒化した病原体を使ったワクチン
  • 生ワクチン:弱毒化した病原体を使ったワクチン

次に、不活化ワクチンと生ワクチンについてです。
生ワクチンは生きた病原体を使っていますので、生ワクチンの予防接種を受けてから28日間(中27日)は別の予防接種を受けることができません
(※生ワクチンを打ってから次に不活化ワクチンを打つ場合でも28日間あけないといけません。)
生ワクチンの場合は予防接種を受けてから3週間ぐらいまでは副反応が出ることがあります。
大きな副反応はめったにあることではありませんが、生ワクチンの接種後は少し注意してあげましょう。

一方で不活化ワクチンは感染性の無い病原体を使っていますので、不活化ワクチンは接種から7日間(中6日)をあけるだけで次のワクチンを打つことができます
副反応も1週間以内に出ていなければそれ以降に出てくることはほとんどありません。

予防接種では早く赤ちゃんの免疫をつけなければいけませんよね。
そうすると同じ時期に接種するワクチンは同時接種するか、不活化ワクチン→生ワクチンの順番で予防接種を受けることになります。
不活化ワクチン→生ワクチンの順番では1週間で二本とも受け終わりますが、
生ワクチン→不活化ワクチンの場合は28日かかってしまいますからね。

2.ワクチンの接種開始の時期と一覧

ワクチンにはそれぞれ接種が可能になる時期と接種回数が決められています。
それぞれの細かな説明はワクチンの各ページを見てもらうとして、ワクチンの種類と接種を開始する時期をまとめておきました。

接種スケジュールを見ながら、抜けているワクチンが無いか・きちんと接種期間を守っているかなど確認してみてください。

ワクチン名 定期/任意 不活化/生 接種開始時期
ヒブワクチン 定期 不活化 生後2ヶ月~
肺炎球菌ワクチン 定期 不活化 生後2ヶ月~
ロタウイルス 任意 生後2ヶ月~
(生後6週から可能)
B型肝炎ワクチン 任意 不活化 生後2ヶ月~
四種混合ワクチン 定期 不活化+生 生後3か月~
BCGワクチン 定期 生後5ヶ月~
MRワクチン
(麻疹・風疹)
定期 生後12か月~
水ぼうそうワクチン 任意 生後12か月~
おたふくかぜワクチン 任意 生後12か月~
日本脳炎ワクチン 定期 不活化 3歳~
インフルエンザワクチン 任意 不活化 流行時期

3.予防接種ができない場合

予防接種は赤ちゃんが体調不良の場合などでは受けられない場合があります。

37.5度以上の発熱があるとき

風邪などで熱が出ているときは予防接種を受けられません。
ただし軽い風邪の場合(37.5度以下の発熱など)は予防接種を優先することもあります。

ただし生ワクチンの場合は熱で赤ちゃんの体力が落ちていると副反応が強く出ることがあるので、慎重に予防接種を行います。

咳や下痢があるとき

病気の可能性があるので予防接種を受けることができません。

感染症にかかってからしばらくの間

  • 麻疹(はしか)が治ってから4週以内
  • 風疹が治ってから2週以内
  • 水ぼうそうが治ってから2週以内
  • おたふく風邪(流行性耳下腺炎)が治って2週以内
  • 突発性発疹が治って1週以内
  • 手足口病が治って1週以内
  • ヘルパンギーナが治って1週以内
  • 伝染性紅班(りんご病)が治って1週以内

※上記はある程度の目安ですので、かかりつけの医師に最近に病気になったことは伝えて判断してもらってください。

周りに感染症の人がいるとき

  • 風疹・水ぼうそう、おたふくかぜの人と接触して3週間以内
  • 麻しん(はしかの子どもと接触して2週間以内

親や遊び友達などで感染症の人と接触してからしばらくは予防接種を受けることができません。
たとえ症状がでていなくても、感染症にかかっていて潜伏期間の可能性があるからです。

けいれんを起こしてからしばらくの間

最後のけいれんから2~3か月間は予防接種を受けることができません。
期間が過ぎれば抗けいれん薬と同時に予防接種を行うことができるとされていますので、かかりつけ医に相談しましょう。

強い卵アレルギーがある場合

インフルエンザと麻疹のワクチンにはごく微量ですが卵が含まれています。
アレルギーがある赤ちゃんでもほとんど問題にならない量なので、通常は卵アレルギーが原因で接種できないということはありません。

一応、これまでに呼吸困難などのアレルギー発作を起こした赤ちゃんでは、検査をしてから予防接種を行います。

他のワクチンを接種してからしばらくの間

  • 不活化ワクチン:接種から1週間(中6日)
  • 生ワクチン:接種から4週間(中27日)

上記の期間は他のワクチンを接種することができません。
不活化ワクチンの場合7日目から、生ワクチンの場合は28日目から次のワクチンを打つことが出来ます。
ただし、同じ日に行う同時接種は可能です。

免疫不全のとき

副反応が強く出たり、そもそも免疫不全の状態ときは免疫がつかなかったりするので予防接種はできません。

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