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揺さぶられっ子症候群・乳児揺さぶり症候群

目次

揺さぶられっ子症候群という病気を聞いたことがありますか?

余りメジャーではなく、知らない人もいますが命に関わることもある病気です。
正しい知識を身につけておきましょう。

  1. 揺さぶられっ子症候群とは
  2. 揺さぶられっ子症候群の原因
  3. 揺さぶられっ子症候群の症状
  4. 揺さぶられっ子症候群の治療

1.揺さぶられっ子症候群とは

乳児の身体が大きく揺すられることにより、脳が頭の中でゆさぶられ、脳が頭がい骨にぶつかってダメージが出てしまうことがあります。
これが揺さぶられっ子症候群(乳児揺さぶり症候群という場合もあります)です。
揺さぶられっ子症候群は子育てをしたことがない人にはあまり知られていませんが、今では母子健康手帳にも載っているれっきとした病気です。

生まれてから~6ヶ月ごろまでの赤ちゃんは、

  • 首がすわっていない
  • 頭が体に対して大きい
  • 脳の周りのすきまが大きく動きやすい(クモ膜下腔が大きい)

などの理由から、揺すったときに頭が動きやすいのです。

揺さぶられて脳が頭の中でぶつかることが原因

生後6ヶ月までは頭が大きくゆさぶられやすい

2.揺さぶられっ子症候群の原因

上で言ったように頭が揺さぶられることが原因ですが、ではどれぐらい揺さぶられれば揺さぶられっ子症候群となるのでしょうか?
しばしば赤ちゃんがいる保護者の方は過度に心配されることもありますが、基本的なあやし方をしている分には大丈夫です。
気になるという方は抱っこするときには頭と腰をしっかりとささえてあげましょう。

揺さぶられっ子症候群が起こるシチュエーション

  • 赤ちゃんを長時間車に乗せて運転した
  • 叱るときなどに肩をつかんで前後にゆすった
  • 高い高いを何度も繰り返した
  • 交通事故などで揺さぶられた
  • 泣きやまないときに激しく揺さぶり続けた

赤ちゃんを車に乗せるときには必ず年齢に合ったチャイルドシートを設置し、長時間運転する時は休憩を取りましょう。

何かのときに1度だけ前後にゆすったとか一度高い高いをしたなど、について心配しすぎる必要はありません。
赤ちゃんが泣きやまないからといってずっと激しく揺さぶり続けるのは逆効果です。
強く揺さぶったからといって赤ちゃんが泣きやむわけではありまえせん。

バウンサーの揺れなどを気にするお母さんもいますが、バウンサーのような全身が一緒に揺れるような場合は揺さぶられっ子症候群になる心配はいりません
ただし、バウンサーにずっと寝かせておくことは赤ちゃん、特に新生児にとって良くない場合が多いですので注意してください。

少し揺すったぐらいでは大丈夫

車での長時間の移動はチャイルドシートを使い、休憩を入れる。

3.揺さぶられっ子症候群の症状

揺さぶられっ子症候群の診断基準

  • 網膜出血
  • 硬膜下血腫またはクモ膜下出血
  • 体表の外傷が軽微またはない

ただ、これらの診断基準の項目がお母さんがで判断がつくかというと、専門的な内容のことですよね病院に行かないとわからないですよね?
一般的には家庭で、大きく揺さぶってしまった心当たりがあって、以下のような症状が出ていたら病院に連れて行ってください。

揺さぶられっ子症候群の症状

  • ミルクを飲まない・または飲んでも嘔吐する
  • 痙攣している
  • 笑わない・元気が無い
  • 眠りっぱなし、起こしてもすぐに寝る(傾眠傾向)

これらは脳にダメージがあるときの症状ですので、すぐに病院に連れて行きましょう。
ポイントとしては、「普段と様子が違うかどうか」というところです。
(もし揺さぶられっ子症候群ではなかったとしても、上のような症状が出ている時は他の病気の可能性があります。)
処置が遅くなると脳にダメージが残ってしまったり、最悪の場合では死亡することもあります。

「ミルクを飲まない」や「眠りっぱなし」については、普段と違って~という部分が大切です。
赤ちゃんが普段と違うというところには病気が隠れています。

心当たりがあって「普段と様子が違う」と思ったら病院へ

4.揺さぶられっ子症候群の治療

本当に揺さぶられっ子症候群だとしたら、即・脳手術です。
手術としては頭蓋内血腫除去術(頭がい骨の中の血のかたまりを取り除く手術です)などを行うことになります。
非常に予後はよくありません。一説には1/4が死亡するとされています。
少し揺さぶられたぐらいで心配はありませんが、肩を掴んで強く揺さぶり続けるなどの行為は避けましょう。

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