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新生児の赤ちゃんの特徴・育児・成長

目次

  1. 生まれてすぐの赤ちゃん
  2. 生まれてからすぐの赤ちゃんの変化
  3. 新生児の赤ちゃんの育児
  4. 生まれたての赤ちゃんに見られる反射
  5. 赤ちゃんが生まれてから両親がすること
  6. 新生児の時期の行事

1.生まれてすぐの赤ちゃん

  • 身長50cmぐらいで生まれてきます
  • 体重は3kgぐらいです。
  • まだ目はあまり見えていません
  • 1日に18時間ぐらい、一度に2~3時間ずつ眠ります
  • 1日に10~20回ほど授乳が必要です。
  • まだ睡眠リズム・食事リズムは無く、好きな時に寝て起きて食べます。

赤ちゃんが生まれた!お母さん・お父さん、本当におめでとうございます。
まず一番最初に気になるのは、自分達の子どもが正常かどうかだと思いますので、まず生まれた瞬間の赤ちゃんの平均値を乗せておきます。

新生児の平均値
身長 44.0~52.6cm 心拍数 140回/分
体重 2100~3760g 呼吸数 40~50回
頭囲 33cm 血圧 80/45
胸囲 32cm

もちろんこれらの値は「平均値」ですので、ここから少し外れていても問題はありません。
体重2,500g未満の赤ちゃんを低出生体重児としていて、「保護者はその乳児の現在地の市町村に届け出なければならない。」とされています。

新生児が元気かどうかを評価する項目としては、「Apgarスコア」というものがあります。
少し専門的なものになりますが、母子手帳などにものっている項目ですので、一度見てみてもいいかもしれません。

Apgarスコアの評価項目と点数
評価項目 2点 1点 0点
皮膚の色 全身ピンク 四肢・末端が紫 全身が紫
心拍数 100以上 100未満 無し
刺激への反応 強く泣く 顔をしかめる 無反応
筋の緊張 手足を曲げる 手足を軽く曲げる だらんとしている
呼吸 普通にしている 呼吸が不完全 無し

赤ちゃんの「元気さ」を評価するもので、生後1分と5分の2回を測定します。
10点~0点で、点数が高いほど高評価、7点を超えていれば正常です。
生後1分のスコアは出生前の状態を反映し、生後5分のスコアはこれからの予後を反映します。

2.生まれてからすぐの赤ちゃんの変化

新生児の時期というのは、成長が早い赤ちゃんの中でももっとも劇的な変化をする時期です。
その中には、もしかしてこれって病気!?と知らないと思ってしまうような変化もあるので、何が病気で何が病気でないのかをしっかりと理解しておきましょう。

うんちが出ます

何も食べていないのにうんちが出るので何かの異常だと思ってしまうお母さんもいますが、これは正常です。
これは胎便といって、生後24時間~数日以内に排泄されるのが通常です。
胎便は何度かに分けて排泄される場合もあります。
いつまでたっても胎便が出ない場合はHirschsprung病など、何らかの原因があることを疑います。

胎便は普通のうんちとは違って緑がかった黒い色をしており、これはお母さんの子宮の中で飲み込んだ羊水やビリルビンなどの影響です。

胎便がいつまでたっても出ない場合、いつまでも胎便が赤ちゃんの体の中に残ることになり、胎便の中のビリルビンがだんだんと染み出してきます。
このビリルビンが原因で新生児黄疸を起こしてしまうことがあります。

黄疸が起こる

生後3日ごろから赤ちゃんの体が少し黄色くなりはじめ、一週間~10日ほどこの状態が続きます。
これを生理的黄疸といい、上で書いた「ビリルビン」という物質が原因です。
新生児ではビリルビンを分解する肝臓の機能が充分ではないために体の中にビリルビンが溜まってしまうのです。

これは生理的黄疸と言って、病気ではありません。
この生理的黄疸は母乳栄養をしていると長引く(母乳性黄疸)傾向にあり、1ヶ月近く長引くこともあります。
(母乳中のプレグナンジオールという物質が肝臓のビリルビンの処理を邪魔するのです。)
母乳性黄疸が長引いているからといって母乳栄養をやめてミルクに切り替える必要はありませんが、もし黄色があまりに強いんじゃいか?など心配なようでしたら一度病院に相談してみもいいでしょう。

もし安全な範囲を超えて黄疸が進んでいる場合は光線療法といって、赤ちゃんの皮膚全体に特殊な光線を当て、ビリルビンを分解する治療が行われます。
あまりにビリルビンの値が高い場合は胆道閉鎖など何か病気が隠れていることもあるため、同時に検査をすることもあります。

体重が減少する

生後2~3日ほどで赤ちゃんの体重は生まれた時の10%ほど減少します
例えば3000gで生まれた赤ちゃんは2700gになるということですね。
これは体の中の胎便を出したり、子宮の中でずっとしめっていた体が空気にさらされて不必要な水分が蒸発したりすることによるものです。
生まれてすぐは体重が減るということを知らないと慌てがちですが、もちろん正常なものです。

このような生理的な体重減少をへてからは、赤ちゃんの体重はV字回復するので安心しましょう。
その後、赤ちゃんはおよそ30g/日の早さで体重が増えていきます。
もし、何日かおきに体重をはかってみてずっと体重が変わっていないようでしたら何か理由があることが考えられます。
(体重が毎日必ず一直線に増えるとは限りません!食前や食後でも変わりますし、今日の体重の増えている量が少ないからといって心配しなくて大丈夫です!)

体重が増えていない原因としては、母乳やミルクを飲んでいる量が少ないことが一番考えられます。
特に母乳の場合は飲ませているつもりでも、

  • 母乳の出ている量が少ない
  • 飲んでいる量が少ない

などの場合があります。
赤ちゃんが生まれてすぐはお母さんの方も母乳が出るスイッチが入っていないこともありますし、
赤ちゃんもおっぱいを吸うのが下手くそなこともよくあります

母乳の量が少ないようでしたら、母乳を飲ませた後にミルクも飲ませてみましょう。
(※できるだけ、母乳はあげるようにします。ミルクだけにはできるだけしないでおきましょう。)

3.新生児の赤ちゃんの育児

睡眠・食事

生まれてすぐの新生児は寝るのが仕事です。
新生児は16~18時間ぐらい1日に寝るとされています。
レム睡眠という浅い眠りの時間が大人よりも長く、2~3時間おきに目を覚ましてはおっぱいを飲んですぐ寝る・・・ということを繰り返します。
新生児の場合は母乳(ミルク)は赤ちゃんが欲しがるだけあげましょう

お母さんの母乳の中には赤ちゃんにとって大事なものがたくさん入っています。
特に生まれてから5日目ぐらいまでの母乳を”初乳”と言って、免疫に関わるIgAやリンパ球・ラクトフェリンというタンパク質などが豊富に含まれています。

母乳を飲んだ後は、新生児に限らずですが背中をかるくトントンと叩いてやってゲップをさせましょう。
赤ちゃんは飲むのが下手ですので授乳のときに一緒に空気も飲み込んでしまっています。
この空気をゲップで吐き出させないと、横にした時に空気と一緒に母乳やミルクごと吐いてしまいます。

母乳がなかなか出なくても、頑張って赤ちゃんにあげるようにしましょう。
お母さんが母乳を出すことに慣れてくると母乳の量もだんだんと増えていきます。

母乳・ミルクのあげ方についてはこちらのページを参考にしてください。

おしっこ・うんち

新生児の赤ちゃんは一日に何回もおしっこやうんちをします。
おしっこは一日に15~20回、うんちは2~10回ぐらいするのが一般的です。
成長するにつれて、一度におしっこやうんちを出す量が増え、逆に回数は減っていきます。
おしっこの色はほとんど大人と変わりません。もしピンク色のおしっこが出ていたら何か原因が考えられますので病院に行きましょう。
うんちは最初の胎便を除いて水っぽい便がでます。これは赤ちゃんの消化能力が低いためで、成長するにつれてだんだんと固いうんちができるようになっていきます。

おしっこやうんちの変化については、成長のまとめのページを参考にしてください。

その他

新生児の赤ちゃんが泣く理由は、お腹が減った・眠くなった・トイレ、の三つがほとんどです。
その理由をとりのぞいてやれば泣きやむことが多いです。
この頃の赤ちゃんの目は30cmぐらい近くのところまでしか見えていませんので、おっぱいを吸わせるときなどはかなり近くまで近づけるようにしましょう。
一方、耳は普通に聞こえていてお母さんとお父さんの声の違いも分かっています。

新生児の時期がお母さんが一番大変な時期です。
お母さんも自分の体力を使いすぎないように注意して、お父さんにも手伝ってもらったりしましょう。

4.生まれたての赤ちゃんに見られる反射

生まれたての赤ちゃんには大人になってからは見られない反射や、逆に大人にしかない反射が数多くあります。
(もちろん、赤ちゃんと大人の両方に見られる反射もあります。)
生まれたときから見られる反射を原始反射といって、これらのほとんどは脳が成熟していくことによっておよそ生後2~3ヶ月で無くなっていきます。
原始反射は、神経や脳に異常があったり骨折していたりするとうまく反射が出ないので、赤ちゃんの発達がうまくいっているかを評価するのに用います。

普通は「退院時健診」「1ヶ月健診」「3ヶ月健診」の時に一緒に医者が確認しています。

生まれてすぐに見られる反射(原始反射)

  • moro反射(モロー反射)
  • 吸啜反射
  • 把握反射
  • 緊張性頸反射
  • バビンスキー反射
  • 口唇追いかけ反射(ルーティング反射)
  • 踏み直り反射(定位反射)
  • 自立歩行反射
  • ギャラント反射(背反反射)

などがあります。
これらのうち、それぞれの反射は、その反射の内容が自分で意識してできるようになると消失していきます。
ちょっと分かりにくいですが、例えば”自立歩行反射”は赤ちゃんを両脇をささえて歩くような体勢をとらせると赤ちゃんが自分で歩こうとする反射です。
この自立歩行反射は赤ちゃんが自分で歩いたり動き回れるようになると無くなります。

どれぐらいの時期にどの反射が出ていてどの時期に消えるか、反射の詳細については、
月齢別の赤ちゃんの反射・原始反射のまとめのページを参考にしてください。

5.赤ちゃんが生まれてから両親がすること

赤ちゃんが生まれてから、しなければならないのは育児だけではありません。
赤ちゃんに何かがあったときのための準備・予防接種や健康診断の準備、法的な様々な手続きが必要になります。
保護者がしなければいけない法的な手続きはかなりの数にのぼりますので注意が必要です。

法的な手続きについては、赤ちゃん・出産に関連する手続きのページを参考にしてください。

また、必ずしなければいけないわけではありませんが、赤ちゃんの成長に合わせた色々な行事もあります。
(七五三みたいなものだと思ってもらえればいいと思います。必ずしなければいけないわけではありませんよね?)
これはどうしても忙しければ必要ありませんが、こんな行事をやっていくことでお母さんやお父さんの自覚もわいてきますし、思い出にもなりますのでおすすめしておきます。

予防接種のための準備

赤ちゃんが重い病気にかからないようにするために、赤ちゃんの成長に合わせて予防接種を受けていかなければいけません。
予防接種にも「定期摂取」と「任意摂取」があり、任意摂取の予防接種はお母さんやお父さんが自分で調べて連れて行かないと受けることができません
ワクチンで防げる病気は、かかってしまってから後悔するよりも予防接種を受けて防ぐべきです!

予防接種には様々な種類があり、予防接種を受けてから一定の期間は受けれないものやある程度の年齢にならないと受けれないものなどがあります。
0ヶ月の時に受けるワクチンはありませんが、一番早いもので生後2ヶ月から予防接種を受け始めることができます。
予防接種に向けて家から通いやすい小児科の医院や病院を調べておきましょう
何かがあって小児科に行った時や1ヶ月健診のときにお医者さんに予防接種について相談してみるのもいいしょう。

予防接種についての詳細はこちらのページを参考にしてください

6.新生児の時期の行事

●お七夜(おしちや)

お七夜とは赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に、赤ちゃんの健やかな成長を願って名前をつける(命名書をつくる)お祝いです。
生まれた子に名前をつけることで晴れて社会の一員となるための行事とされています。
この命名書はお宮参りまで家に飾っておくとされています。

なお、赤ちゃんの名前は生後14日までに出生届として市区町村の役場に提出しなければいけません。

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